〇基本に沿った診療、最先端でなくても良いから確実に

…大学病院での経験から思うこと
当院の診療は、大学病院での診療を基本としております。開院前、私は歯科大学附属病院の総合診療科で准教授として歯科診療に従事しておりました。そこで毎日、自分の専門である歯周病を始め、様々な口の病気の患者さんを拝見してきましたが、大学病院で拝見できる患者さんにも限界があり、もっと間口を広く、多くの患者さんを拝見したいとの思いを常に持っておりました。しかし、間口を広げることで診療内容がおろそかになってしまっては本末転倒です。そこで開院後も大学病院と同等の質を保ちつつ、大組織ではできないフレキシブルな対応をしたいと考え、ここ、川村歯科医院を開院致しました。
当院の診療の方針は、基本に忠実に、ということです。一通りの医療機器は整えておりますが、きれいなホームページなどでよく見るような最先端や最新医療機器を売り物にする歯科医院ではありません。最先端ではなくとも基本に忠実に、確実性の高い治療を目指していくことを日々の目標としております。

〇『提案型』歯科医院ではなく、一緒に考える診療を

大学病院では、街中の診療室からご紹介されてくる困難な症状や、治療が多岐にわたるような患者さんが多くご来院されており、お一人お一人に合わせた治療を行っていくことが多々ありました。その様な経験より、当院では、よくホームぺージで見かけるような、おいでになった患者さんに現在の問題点をお伝えして治療のオプションをご提案するいわゆる『提案型』歯科医院ではなく、患者さんのお話を聞いてお困りのこと、お悩みを解決していくために何ができるかを、ご一緒に考えていきたいと思っています。治療についての引き出しは、当院、無限ではありませんが（笑）それなりにはあるのではないかと思います。患者さんに、なにがしかのお手伝いができるように努力して参ります。

〇認定医、専門医の育成を目指して

また、かつて大学病院で指導的な立場を経験したことから、若手の歯科医師の先生方の悩みや疑問、また専門医や認定医の資格の取得などの相談を受けることが多々あり、それらに応えられるような施設を作りたい、といつも考えておりました。そのようなことから当院では、大学病院の若手歯科医師の先生が自由に見学に、また遊びにも来られる雰囲気を目指しています。
もちろん診療に携わるのは院長と、当院専属の歯科医師ですが、彼らも大学病院で研鑽を積み、ここ川村歯科医院でも診療をしています。もちろん患者さんを第一に考えて診療を行っておりますが、時々若手の先生などが見学をしていることがあるかもしれません、その際はどうぞよろしくお願いします。